2006年 09月 11日
フランス旅行記2006 ~5e jour~ |
Arles
アルルといえば、一面のひまわり畑というイメージがありましたが、ドライブ中に幾度となくそのひまわり畑に遭遇しました。花びらは散ってしまっていたものが多かったのですが、それでもみんな揃って太陽の方を向いている姿がとっても印象的!!
アルルは歩いて回れるほどの小さな街です。朝市は今回のフランスの旅の中では一番規模の大きいものでした。リネンのテーブルクロスを買ったり、おみやげのソープを買ったり・・・ここでもみんなかわいいマルシェバッグをさげてお買い物をしていました。私も旅の記念に買って帰りたかったけど、これっという形のものに出会えずガマンしました(えらいっ!)朝市のあとは、エスパース・ヴァン・ゴッホへ。もとは、自ら耳を切り落としたゴッホが数ヶ月入院していた場所です。ここの庭を描いた「療養所の庭」という絵もあります。今はゴッホ関連のお土産屋さんが並んでいたり、図書館になっているのですが、中庭を見ながら、「ゴッホはどんな気持ちでここに入院していたのかな・・」なんてことを考えてしまいました。
Avignon
アルルを出発してアヴィニヨンに向かいます。昨年、同じようにTGV(フランスの新幹線?)でパリへ向かうため、アヴィニヨンに向かっているときに道に迷って危うく列車に乗り遅れそうになった苦い経験から、今回はかな~りの余裕を持ってアヴィニヨンに到着するようにしました。おかげで散策する時間ができたので、歌で有名なサン・ベネゼ橋を見学。(ロンドンば~し~、おちたっの方の歌じゃないですよ!!)洪水で半分流されてしまったので、現在はこのように途中で途切れたままの形となっております(笑)。・・・と気付くと、またもやTGVの時間が近づいてきているではありませんかっ。名残惜しむ間もなく、橋とおさらばして駅に向かいます。焦っているので道も間違えます。一度間違えると、かなり進まなくてはUターンできない道ばかりで、レンタカーの返却手続きを終えて、ホームに走っていったら、出発時刻の3分前でした。。。まったく成長できていない二人なのでした・・・・・。
Paris
パリに到着。う~んっ、南仏もいいけどやっぱりパリもいい~っ♪今回の旅では、パリに赴任中のカズマくんというお友達がいろいろと案内してくれることになっているので、ホテルにチェックインしてお迎えがくるのを待ちます。今回もホテルはチュイルリー公園目の前のレジーナホテルです。左岸のサンジェルマン・デ・プレあたりのプチホテルに泊まってみたいのですが、交通の便と、ダンナの「プチは不安。大きいホテルにしてくれ!」というたっての願いでここにしました。(←何が不安なのかは、私にはわかりません。。)ほどなく、カズマくんが部屋に迎えに来てくれました。ぜひ連れて行きたいところがあるということで、車に乗ってパリから1時間ほどのヴォー・ル・ヴィコントへ向かいます。
Vaux le Vicomte
ヴォー・ル・ヴィコント城は、当時の財務長官フーケが、超一流どころの建築家と室内装飾家と造園家を呼び寄せて造らせたお城。城の完成後、6000人の王侯貴族を招き祝宴を催したのですが、かえってルイ14世の嫉妬を買い、祝宴のわずか2週間後に国家財産横領の罪で投獄されてしまったそうです。ちなみにこの3人の巨匠に「ヴォー・ル・ヴィコントより豪華な城を建てよ!!」とルイ14世が命令し、できたお城があのヴェルサイユ宮殿なのです。そうそう、ディカプリオの「仮面の男」もここで撮影されたそうですよ。(・・・以上、プチトリビアでした。)なぜ、ここに連れてきてくれたかというと、夏の間週に1度開催される「キャンドルナイト」の日だったからだそう。電気はまったくつけずに、広い城内と、どこまでもまっすぐに続く庭園がすべてキャンドルで灯されるのです。なんてロマンチックなの~♪いったい何万個のキャンドルが灯されていたのでしょう。今まで見たこともないロマンチックな光景にただただ感動し、写真を撮るのも忘れてしまうほど。その後、カズマくんの会社のお友達ご夫妻と合流し、庭園のテーブル席でシャンパンをご馳走になりました。フランス在住のお三方は、そんなまるでドラマのような演出にも絵になるお姿でしたが、私達夫婦はあきらかに場違いっ。そんなステキなシチュエーションになれていないので、キョロキョロまわりを見回したり、終始落ち着かない様子でした(苦笑)。でもこの夜のことは忘れられません。だって、ほんとにロマンチックな光景だったんですもの。。
by blanc_pj
| 2006-09-11 22:23
| 2006夏 南仏&パリ旅行