2010年 02月 12日
Paris |
パリは3泊4日したけれども、初日にホテルに到着したのは18時だったし、最終日にホテルからCDG空港に向かったのも14時30分頃だったので、丸々パリを楽しめるのは2日しかない。2日あるといっても、地方では重くなるからといってお土産をほとんど買っていないので、どうしてもお土産選びにかなりの時間を要してしまう。お土産ばかりに気がいって、帰国して自分のものはほとんど何も買っていなかった、なんてことが多々あったのだが、以前読んだ本で(題名失念・・・)「海外旅行に行くお金と時間と労力を考えたら、他人のお土産選びに時間を要するなんて、なんと馬鹿げたことだろう」とあり、なるほど、おっしゃるとおりだなと思った。両親や友達ならともかく、会社のみなさんに~とか女子の先輩同僚に~とかね。なので、パリではほとんど観光らしいことはせず、ひたすら街歩き&美味しい食事。
今回も観光はアンヴァリッドしかしなかった。かなり美化されている(であろう)ナポレオン像。ナポレオンの棺は大理石、マホガニー、黒檀などで5重くらいになっているそう。とにかく大きくて重厚なものだった。賛否両論あるだろうけれど、フランス人にとっては特別な英雄なんだろうな。ナポレオン・・・名前はよく知ってるけど、実際何を成し遂げた人かなんてあまり詳しくわからないよね(私だけ?)。私は「ベルバラ」の著者、池田理代子さんの「栄光のナポレオン」というマンガでナポレオンの偉業を学んだ(笑)。このマンガに出会う前は、恥ずかしながら「ナポレオン?フランス革命で活躍した人でしょ?」と答えてしまうぐらい無知だった。そんなマンガを読んだ後だったので、アンヴァリッドはとても感慨深いものがあった。
今回の旅で一番楽しみにしていたもの・・・そう、オペラ座でのバレエ鑑賞!!今まで夏のバカンスシーズンだったり、あまり興味のないコンテンポラリーが上演されていたりで、せっかくパリにまで来ているのに、一度もパリオペの舞台を見たことがなかったのだ。初鑑賞で演目はライモンダ、盛り上がらないわけがない。しかもHPでの発表によるとオーレリ・デュポンがライモンダを踊るという。ウキウキしながら入り口でもらった配役表を見ると・・・ライモンダ役にオーレリの名前がない。そこにあるのはDorothee Gilbertドロテ・ジルベールの名・・・っていうか、誰?その当時は今ほどパリオペに興味があったわけではなく、オペラ座と言ったら、ルグリとオーレリ、ぐらいしか知らなかったのだ。すっかり意気消沈してしまっていたが、舞台が始まると、そんなネガティブな気分は一瞬にして吹っ飛んでしまい、ドロテの踊りを目にした瞬間、ぐんぐんとその魅力にはまっていっているのが自分でもよくわかった。(YouTube映像はRaymondaのアンリエット役のもの。一番はじめに踊っているのがドロテです。抜群のテクニック、そのうえなんてCuteなのっ♪)さすがパリオペラ座。衣装も大道具もコールドバレエも本当にすばらしく、夢のような一夜だった。ホテルの部屋に帰ってきてもしばらく興奮が冷めやらず、一晩中ずーっとプログラムを眺めていた。
この日以来、すっかりドロテにはまってしまい、友達とDVDを貸し借りしながら、主役そっちのけで、まだエトワールではなかった頃のドロテばかり目で追うようになった。そして来月のパリオペラ座の来日公演、もちろんドロテが主役を踊る日のジゼルのチケットを買った(高かった・・・(>_<))。今からとっても楽しみだ。
これでアルザス&パリの旅行記も終わり。ふ~~っ、かなり時間がかかってしまった。。これでやっとボルドーの旅を振り返れそうだ(苦笑)。
by blanc_pj
| 2010-02-12 00:18
| 2008冬 アルザス&パリ旅行